アイスホッケーの特徴・観どころ
- 選手の頻繁な入れ替わり 〜 フェンスを乗り越えて氷上に飛び出していく選手たち
- ペナルティ発生時の攻防 〜 パワープレーは得点のチャンス
- 激しいボディ・コンタクト
- 詳細な統計 (Stats)
- 「なぜ?」「おやっ?!」と思ってしまうシーン
- オフサイド
- アイシング
- 6人攻撃 / エンプティーゴール
選手の頻繁な入れ替わり 〜 フェンスを乗り越えて氷上に飛び出していく選手たち
ペナルティ発生時の攻防 〜 パワープレーは得点のチャンス
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主に相手選手のプレーを妨害する反則によりペナルティの判定を受けると、反則を犯した選手は所定の時間ペナルティボックスに入りプレーできなくなります。その間、反則したチームはその分少ない人数で試合を行わなければなりません。
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この状況を、反則をされて数的優位になったチームから見て
応援しているチームがパワープレーになれば得点のチャンス、キルプレーならば失点を防いでもらいたい、と応援に力が入る局面です。 ペナルティで数的優位になると、セットを組み替えて特に得点能力が高い選手ばかりを揃えた「スペシャル・セット」を構成して、得点を狙いにいくことがあります。 |
ペナルティボックスに入って数的不利になる時間は、多くの場合2分間 (マイナーペナルティ, Minor Penalty) です。反則の程度や種類により2回分を課せられたり (Double Minor Penalty)、5分間 (メジャーペナルティ, Major Penalty) になったりします。
マイナーペナルティ (2分間の退場) では、失点すると2分間が経過しなくてもペナルティが終了して退場していた選手はペナルティボックスから出てプレーに復帰できます。メジャーペナルティ(5分間の退場) では失点してもペナルティは終了せず、何点失点しても数的不利な状態で5分間をプレーしなければなりません。
相手選手を妨害する反則には、下記のようなものがあります。
相手選手を妨害する反則以外では、下記の反則などが対象です。
マイナーペナルティ (2分間の退場) では、失点すると2分間が経過しなくてもペナルティが終了して退場していた選手はペナルティボックスから出てプレーに復帰できます。メジャーペナルティ(5分間の退場) では失点してもペナルティは終了せず、何点失点しても数的不利な状態で5分間をプレーしなければなりません。
相手選手を妨害する反則には、下記のようなものがあります。
- トリッピング 〜 足を躓かせる
- スラッシング 〜 スティックで叩く
- ホールディング 〜 身体を掴む
- ホールディング・ザ・スティック 〜 スティックを掴む
- ボーディング 〜 強くボード(フェンス)にぶつかるようにチェックする
- ハイスティック 〜 肩口より高くスティックを上げて相手の顔や頭部にスティックを当てる
相手選手を妨害する反則以外では、下記の反則などが対象です。
- 交替のミスにより、6人を超える選手でプレーしてしまう (Too Many Players)
- パックをリンクの外に直接打ち出して試合を止め、試合進行を遅らせる (Delay of the Game)
- 破損したスティックで、プレーし続ける (Broken Stick)
激しいボディ・コンタクト
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アイスホッケーはスケートで滑りながらプレーしますので、他のスポーツとは選手の動きの速さが段違いです。そのスピードでぶつかり合ったら、衝撃は凄まじいもの。激しいボティ・コンタクトはアイスホッケーの醍醐味の一つです。
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女子はボディチェック禁止
ゴール前のバトル
女子のボディチェックは禁止されているものの、ゴール前では熾烈な肉弾戦が展開されています。
詳細な統計 (Stats)
Shots on Goal (SOG)
ゴール枠内に飛んだシュートの数です。SOG の内訳は、「得点」もしくは「GKによるセーブ」になります。
Goal, Assist, Point
ゴールが決まると、得点者に1ポイントのゴール・ポイントが、得点者の前にパックに触ったプレイヤー2人までに1ポイントずつアシスト・ポイントが記録されます。ゴール・ポイントとアシスト・ポイントを合計したものを「ポイント」として集計します。これらは個人記録として大会毎にランキングされたり、選手毎の通算記録として参照されます。
Game Sheet
試合ごとに「Game Sheet」が作成されて試合内容に関する情報が記録されます。主な内容は以下の通り。
Game Sheet の例 ▶︎︎ Asia League Ice Hockey 2019-2020 Opening Game, Cranes vs IceBucks
- 出場メンバー (氏名, 背番号, ポジション, 氷上に出てプレーしたかどうか, SOG)
- ゴール (得点者, アシスト者, 得点時間, 得点時にプレーしていた選手)
- ペナルティ (反則発生時間, ペナルティを犯した選手, ペナルティによる退場時間, ペナルティの内容)
- ピリオド毎の得点, SOG, ペナルティによる退場時間
- ゴーリーの統計
Game Sheet の例 ▶︎︎ Asia League Ice Hockey 2019-2020 Opening Game, Cranes vs IceBucks
「なぜ?」「おやっ?!」と思ってしまうシーン
アイスホッケーを観始めて間もない内は、「反則があったようには見えないけど、なぜホイッスルが吹かれたの?」「ゴーリーがいつの間にか氷上に居ない!」と不思議に思うシーンに遭遇することがあるでしょう。以下でご紹介します。
オフサイド
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アイスホッケーのリンクには、中央に赤いライン (センターライン)、両サイドに1本ずつ青いライン (ブルーライン) が引かれています。
相手サイドのブルーラインよりも先のエリア (「アタッキングゾーン」と言います) に、パックよりも先に入ってプレーしようとするとオフサイドの反則になります。
サッカーのオフサイドラインが一番後ろにいる相手フィールドプレーヤーの位置によって絶えず動くのに対して、アイスホッケーではブルーラインに固定されているのです。 |
オフサイドをせずにアタッキングゾーンにパックを持ち込んだ後に、相手選手がパックを打ち返したり、自分たちのミスでブルーラインを越えてパックが戻ってしまうことがあります。このような場合には、いったん全選手がアタッキングゾーンから戻って、再び攻め直さなければなりません。
なお、「アタッキングゾーン」とは攻撃側から見て使う用語ですが、同じエリアを守備側からは「ディフェンディングゾーン」と呼びます。センターラインを中心としてブルーラインで挟まれているエリアを「ニュートラルゾーン」と呼びます。
自陣のゴールから相手ゴールに向かって、ディフェンディングゾーン 〜 ニュートラルゾーン 〜 アタッキングゾーン という位置関係になります。 |
アイシング
相手に攻められてピンチになったら、パックを前方に放ってブルーラインを越えさせれば、相手の攻撃をいったん中断させることができます。オフサイドの制約により、攻撃側の選手が全員一旦アタッキングゾーンから出ない限り、パックはブルーラインを越えて再びディフェンディング・ゾーンに入ってきません。
アイスホッケーのリンクはフェンスで囲われていてアウトオブプレーになることは少ないので、とにかく前に向かって打ち出せば、ブルーラインを越えるどころか、相手陣内深くまでパックをクリアすることもできるでしょう。
こうした安易な守勢回避を防ぐために、アイスホッケーには「アイシング」という反則があります。
自陣 (センターラインより手前) から打ったパックが、相手陣内で誰にも触れることなく相手側ゴールライン (「アイシングライン」とも言います) を越えるとアイシングになります。
アイシングを犯すと、自陣深くから試合を再開させられるだけではなく選手交替もできず、守勢が続くことになります。
アイシングが解除・免除されるケースに以下があります。
アイスホッケーのリンクはフェンスで囲われていてアウトオブプレーになることは少ないので、とにかく前に向かって打ち出せば、ブルーラインを越えるどころか、相手陣内深くまでパックをクリアすることもできるでしょう。
こうした安易な守勢回避を防ぐために、アイスホッケーには「アイシング」という反則があります。
自陣 (センターラインより手前) から打ったパックが、相手陣内で誰にも触れることなく相手側ゴールライン (「アイシングライン」とも言います) を越えるとアイシングになります。
アイシングを犯すと、自陣深くから試合を再開させられるだけではなく選手交替もできず、守勢が続くことになります。
アイシングが解除・免除されるケースに以下があります。
- パックを前方に放り出したチームのプレイヤーが先にパックに触れると審判に判断されたときにはアイシングは解除されてプレーが続行されます。
- ペナルティーを犯して「相手よりも人数が少なくなっている」チームには、アイシングが適用されません。ペナルティーで1人少ない状況でも、相手も同様に1人がペナルティーボックスに入っていて、例えばスケーターが4人対4人で同数のときには、両チームにアイシングが適用されます。
6人攻撃 / エンプティーゴール
ペナルティーが発生したとき
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ディレイド・ペナルティによりプレーが継続している間、反則された側は相手にゴールを狙われる心配が無くなるので、ゴーリーを引き上げて代わりにスケーターを投入し、ゴールを狙うのです。
数的優位の下で攻撃できますので、得点のチャンスです。得点が入ったらペナルティーは課されず、ペナルティーボックスに入る必要はありません。 このチャンスにゴールできずにいったん試合が止まっても、反則を犯した選手がペナルティボックスに入り、引き続き数的優位で試合が再開します。 このように、数的優位になり、相手にゴールを狙われるリスクも無い、という状況でも、ごくごく稀に思わぬ失点を喫することがあります。 |
News.Yahoo.co.jpディレイド・ペナルティーで試合が続行している間に、さらに反則を犯してしまうことがあります。最初に反則を犯した選手が重ねて反則を犯すと、ダブル・マイナーペナルティで4分間の退場、別の選手が反則を犯すと2人同時にマイナーペナルティーで退場することになり 5人対3人で試合が再開されます。
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試合終盤で何としてもゴールを挙げたいとき
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相手にリードを許したまま迎えた終盤、何としてもゴールを挙げたいときには、リスクを冒してでもゴーリーを引き上げてスケーターを投入します。
この状況を、ゴーリー不在でゴールネットを遮るものが無くなることから「エンプティ・ネット (Empty Net)」とも呼びます。 数的優位を作って得点を狙うわけですが、ディレイド・ペナルティとは異なり、相手にパックを奪われると一転してピンチを迎えます。 ゴーリー不在の状況で挙げられたゴールを「エンプティー・ゴール」と呼びます。 |
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これも極めて稀なケースですが、1点を争う緊迫したゲームでこんなアクシデントも。1分30秒過ぎからの展開にご注目。
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